【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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304: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/15(木) 20:42:52.41 ID:VYB2ECRno
若葉「そうか、それが貴女の考えなんだな」
陽乃「言っておくけれど……貴女が刀を取るのなら。私は貴女も上里さんも殺すから」
若葉「っ」
陽乃「貴女の責任で上里さんの命を賭ける覚悟があるのならどうぞ」
笑うでもなく、しかし感情を流入させたかのように声を震わせた陽乃はひなたを一瞥する。
その赤い瞳だけが、笑った。
陽乃「ただし貴女が倒れたら私は上里さんを狙う。生きていようと死んでいようと貴女の目の前で彼女の首を折る」
若葉「……貴女は久遠さんではないな。そうであるはずがない」
若葉は歯を食いしばって、それでも隠し切れない怒りを滲ませながら首を振る。
陽乃の言葉が覚悟を試そうとしているだけならまだ救いはあるかもしれない。
しかし、そうではないのだろう。
今まさに死に瀕している千景を救わせまいと阻んでいるのだから。
たとえ覚悟を持って挑んでも、合格だと言って道を開け千景を救ってくれるとは思えない。
陽乃「郡さんを諦めるのなら二人は助かる。郡さんを助けるのなら三人死ぬ。どうする?」
若葉「私が貴女に勝つという選択肢はないんだな」
陽乃「それは貴女が出来るかどうかだから」
出来るならどうぞとでも言うかのような陽乃の笑みに、若葉は千景を見てひなたを見る
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