【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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335: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/17(土) 22:09:11.15 ID:bFmEeZKno
完全に斬り払った腕から重さが消えて、若葉は目を開く
すぐ目の前にいた陽乃は、
腹部を押さえ、よろめきながら後ろに下がっていく
そうして、不意に膝をついて――
陽乃「ふっ……く……ふふふっ、あははははははははっ」
若葉「っ!」
陽乃「……これは……あはははっ」
高笑いする陽乃の腹部はだんだんと赤く染まる
どこまで深く裂かれたのか、
ジャージの裾を染めていった血は下までも侵食し、やがて鍛練場の床にまで広がっていく
ぐぷ……と、不快な音が聞こえた
陽乃「はははっ……なるほど、そう。やってくれるじゃない……」
若葉「なん……」
陽乃はそれでも、ゆらりと立ち上がる
まるで操られている人形のように、
血を滴らせながら立ち上がった陽乃は抑えていた腹部から手を離す。
圧迫されていた分の血の流れが戻ったせいか――流れ出る血の量が多くなって
僅かに臓器が顔を覗かせた
それでも立っている、笑っている
血塗れの少女は――あの日見た勇者ではなく
まさしく、化け物そのものだった
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