【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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341: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/18(日) 00:47:45.84 ID:Z9qlIiLCo
若葉はそういうと、しかし……と表情を暗くする。
彼女が叫んでいた言葉が全て偽りだったとは思えない。
久遠陽乃という少女を、大社は敵視している
この国に生きる人々の一部は彼女の家系が人柱になるべきであるという噂を信じ、
そして、彼女たちが生きていることを憎んでいる
それゆえに勇者ともそりを合わせることが出来ず、孤独になるほかなかった。
若葉「私は、彼女を勇者だと思っている」
ひなた「知っています」
しかし、大社も民衆も彼女を認めない。
彼女を化け物と、悪と、バーテックスと。
それらと同類であるかのような扱いをしている。
陽乃はそれをぐっと堪えているけれど
陽乃を苦しめている存在を、陽乃が望まないからと九尾がいつまでも許してくれるとは限らない。
若葉「このままでは、久遠さんはともかく九尾が人を殺める可能性がある」
ひなた「その可能性は……きっと、今回の件で大社も抱いたと思いますし、手は打ってくると思います」
若葉「嫌な予感しかしないな」
ひなた「そうですね……裏目に出ないと良いですが」
困ったように言うひなたの耳元に、若葉は口を近づける
若葉「……なんとか、手を回せないだろうか?」
ひなた「簡単にはいきませんよ。久遠さんはもう、ただの要注意人物ではなくなってしまいましたから」
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