【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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349: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/18(日) 16:03:07.75 ID:Z9qlIiLCo
√2018/07/31 夜 (某所)
地の底にいるかのような、
全身が窮屈に締め付けられる中で必死に藻掻く感覚
もう体が動かないと思うほどに酷使したあの日にも感じたのと似ている
けれど――違う。
陽乃「ぅ……」
目を開くと、天井とカーテンレールが見えて
自分が病室にいるのだとおぼろげな頭で察する
外側から内側へと
何か細く
しかし、鋭利ではないものを差し込まれようとしている痛みを覚えて顔を顰める
陽乃「……なに、これ」
合間合間を縫うかのように体に纏わりつく拘束感
陽乃の身体は病院のベッドに縛り付けられており、
腕を上げることすらできそうになかった。
「あぁ、お目覚めになられましたか。久遠陽乃様」
陽乃「だ、れ……?」
長く眠っていたわけではないはずなのに、声が酷く掠れてしまう
陽乃の傍に用意した椅子に座っていた看護師の女性は、
心配そうに顔を顰めて、自分の唇に人差し指を当てた。
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