【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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383: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/19(月) 20:57:02.83 ID:T40QFiLqo
√ 2018年 8月1日目 朝:某所
陽乃が拘束されてから、月が替わった八月
一週間ほど経過してもなお、陽乃は病院に拘束されていた。
朝、目を覚ますと天井が見える
閉め切ったカーテンの外側から人工的な光が入ってくるのを感じるだけ。
陽乃の力を危険視している大社による指示で行われている拘束衣は一切緩ませることを許されていない。
腕はお腹の辺りで重ねるように止められていて、足は閉じたままだ
そんな自由のない陽乃には娯楽でさえも与えられていなかった。
病室への来客は、日に数回
世話の為に数人の看護師が恐る恐るといった様子で訪れる程度
大社から派遣されてくるお目付け役のような人も来ることはなかった。
それはおそらく、九尾が看護師を脅したからだ。
居たら居たで、嫌悪感を帯びた視線を常に向けられることになるので
ただでさえ心を病みかねない今の状態の陽乃には、それは逆にありがたささえあった。
陽乃「………」
起きてから、眠るまでの時間は陽乃にとっての空白だ
看護師が来ても、口をきいてもらえない。
そもそも声をかけると、怯えてしまう。
起きてしまうとしばらくは眠れる気もしないので、退屈で仕方がない
もしかしたら発狂しても許されるのでは? と、陽乃は考えてしまう。
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