【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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384: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/19(月) 21:11:02.21 ID:T40QFiLqo
『主様が望んだことであろう?』
陽乃「……こんなこと、望んだ覚えはないけれど」
『人間の一人でも絞め殺し、不敬を働くならば同様に処すとでも言えば改善もされるであろうに』
陽乃「こんな状況に追い込まれた原因の9割は貴女でしょう?」
『くふふふっ、妾の尾は九つじゃからのう』
陽乃「笑い事ではないのだけど」
九尾のからかう声に、陽乃は目を閉じる。
九尾の力がなければ陽乃も母親も、バーテックスの餌になるだけだった
九尾には、命の恩人として感謝をしなければならない
それを考えれば、陽乃は自分の意思がどうであれ九尾の命令を聞く義務があるとも言える。
気に喰わないという人々を殺すことを制止せず、
邪魔する勇者達を殺害し、大社の人たちを処分し、自由になっていくことを目指すべきかもしれない。
陽乃「私のこと、怒ってる?」
『不甲斐ない主であると思うておるぞ』
陽乃「貴女にとって、私って甘すぎる人間だものね」
『恨み憎まれ蔑まれ殺意を向けられ、己の親類縁者を殺められてなお、裁かぬ愚か者よ。甘いという言葉など、とうに過ぎたものであろう』
九尾の声は単調ではあるが、陽乃のことを不満に思っていることだけは分かる
九尾の思想と陽乃の思想は真逆と言っても良い
ただ、陽乃はそっち側に堕ちることはいつでもできる
陽乃は母がいるからこそ道を踏み外すことを拒んでおり、
それさえ割り切ってしまえば、陽乃はどこまでも染まっていくことが出来てしまう
いや、染まっていってしまうだろう
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