【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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428: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/23(金) 18:51:59.29 ID:5zfZ4fLFo
陽乃がかつて住んでいた伊予市
比較的人通りの多かった通りも閑散としていて、
どこかから人の叫び声が聞こえるとまた別の悲鳴が響いて来る
三年前の恐怖の伝播
元に戻れるという保証はなく、
外の世界に蔓延っているバーテックスを殲滅でもしない限り、
鬱屈とした死の空気は晴れないのだろうと陽乃は市内を歩きながら思う。
陽乃「あっ」
様子を確認しながら歩いていた陽乃は店の一つの前で足を止める。
立ち寄ったことのない個人商店はシャッターが下りており、
営業はしていないようだが、そのシャッターに描かれた落書きに陽乃は足を止めざるを得なかった。
陽乃「……私の家、無くなっちゃたせいかしらね」
シャッターには生き延びた久遠家、おそらくは陽乃に向けての憎しみが言葉にされている。
なにも無関係のところにこんなことしなくてもと思うが
陽乃の実家や神社が放火されたことを考えれば、それがただの暴徒化しているよりはましなのかもしれない。
彼らは【久遠家の責任】というものを信じてしまっている。
人身御供など聞いたこともないだろうに、そうであったのだと断言している。
陽乃「クシナダヒメになった気分だわ……家には白羽の矢じゃなくて白煙が上がったけど」
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