【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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430: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/23(金) 19:33:27.32 ID:5zfZ4fLFo
陽乃の友人の家は幸い崩れたりしておらず、人が住んでいる気配が感じられる。
インターホンに手を伸ばした陽乃は、押すか迷って息を吐く
音信不通になって、三年
それは陽乃が自分の意思で交流を断ったのではなく
大社による言動の制限によって生じた弊害として、旧知の仲であっても断たざるを得なくなっただけだ。
だが、それでも相手から見れば一方的だっただろう。
陽乃「ねぇ、私は久遠陽乃として見られるのよね?」
『主様がそれを望んだのであろう?』
陽乃「そうだけど」
『妾はすべきではないと忠告し、主様はされど会うと決めた。なれば何を恐れる。己が望んだならばゆくがよい』
それの結果がいかなるものであろうと、
自らが選び進むと決めた道すがら、翻すなどという行いを九尾は是としない。
分かっている。
陽乃は自分でも、そんな中途半端なことはしたくないと思っているけれど
彼女は一番の友人だった。
多くの人々が自分を誹謗中傷する中で、しかし彼女はそうではないと心のどこかで思っている。
だから――。
陽乃「はぁ……」
勇者らしからず、緊張に高鳴ってしまう胸に手をあてがって深呼吸
そうして、インターホンを押した
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