【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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509: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/26(月) 20:10:46.51 ID:80k7U8hDo
陽乃「ところで……さっきの話で思い出したんだけど」
千景「なに?」
陽乃「………」
千景と身を寄せ合っているという違和感に陽乃は眉を顰めて
これは九尾なのだと頭を振って、目を瞑る
千景の顔、千景の身体、千景の声
だが……九尾だ
陽乃「貴女、最初に私に憑いているひと柱って言っていなかった?」
千景「あぁ……言ったわね」
陽乃「あれってどういうこと? まさか……」
千景「そうね。せっかくここにいるんだから説明したほうが良いかもしれないわね」
千景はそう言うと、陽乃の方に目を向ける
表情があまりにもにこやかで気味悪くさえ感じてしまうが、
それは千景に対して失礼だろう
千景「九尾の狐はこの神社で言う九美社を主として存在している。つまり、貴女が本来降ろす神は私とは別にいる」
陽乃「ん……と? もしかして主祭神として崇めていた神様……?」
千景「そう。上里さんが神様に愛されていたように、貴女もまたここの神々に愛されているから力を借りられるのよ」
九尾は困り顔で「けれど」と呟く
千景「厄介なことにこの有様よ」
陽乃「火事で焼け落ちたのが問題なの?」
千景「人間だって、自分の家が焼かれたら怒るでしょう?」
陽乃「あ……」
貴女には縁のないことだったわね。と、
九尾は嫌味たらしくぼやいて、ため息をつく
千景「そのうえ、帰る場所がなくなる。そうなったらどうすると思う? ねぇ? 久遠さん」
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