【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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51: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/04(日) 16:40:38.19 ID:6v3Hokh5o

「ううん、それは駄目なの。どう話しても無駄よ」

陽乃「そんなことっ」

「根強い信仰心は、こうした時に牙を剥く。それこそが救いであると、疑いの欠片もない」

母親は囁くように零して、

しかし、陽乃のことを見て申し訳なさそうに笑みを浮かべた

「でも、貴女が神様に見初められたのなら……失うわけにはいかない」

陽乃「お母さん……」

「何とかするから、大丈夫」

心配しないでね。と、母は笑う。

陽乃が転んで怪我をしたときに「痛くない、痛くない」と

頭を撫でてくれていた時のように。

気持ちを和らげようとしてくれているその優しさに、

陽乃はどうしようもなく心がざわつくのを感じた

「お母さんに、任せて」

陽乃「っ……」

力を入れても、手を縛る紐はまるで緩む様子がない

九尾の力も使えないただ人では、大人のきつい拘束はどうにもできなかった


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