【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
↓ 1- 覧 板 20
536: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/28(水) 20:44:59.68 ID:v2gK1Eobo
大社に、陽乃が来たことを正直に話したところで何の利益もない
なぜ逃がしたのか、なぜすぐに連絡しなかったのか
勇者達は何をしていたのか……等々
ひなたが責められることになるのが目に見えている
それだけ陽乃のことを危険視しているというのは分かるし、
陽乃に協力的であると困るから、そういう素振りを見せたら罰せられるという印象を強める必要もあることだろう
しかし、それらは裏目に出る
千景は「だから――」と、零すだろうけれど
陽乃を想ってくれている伊予島杏や、まだ諦めていない高嶋友奈は大社のやり口に不満を抱くかもしれない
陽乃の逃走に憤りを覚えはするが、杏が陽乃側なことで分からなくもないとしてくれるであろう土居球子もきっと同じ
そこに、若葉まで加わるとなれば……大変な事になる。
ひなたとしては、その方向になるのは避けたいはずだ
ひなた「大社は久遠さんがいなくなったことで血眼で探し始めるはずです。私がいる以上、気付かれることはあり得ませんが万が一もあります」
陽乃「……分かってるけど」
ひなた「人々を騙し続けることが苦しいなら、いっそのこと結界の外に出ていくのも一つの手ですよ」
陽乃「それは……」
ひなた「お母様のことを思う気持ちも分かりますが……逃げ出した以上はそんな生易しさは捨てるべきでしょう」
大社は危険極まりない陽乃を連れ戻すためならば、
母親を、陽乃から見た人質として扱う可能性がある。
もちろん、表立ってそんな動きはしないはずだがそれらしい動きは見せてくるはずだ
ひなた「私は言いましたよ。人間の一人でも殺してしまうべきだと……それを拒んだのは久遠さんです」
陽乃「上里さんの声で言わないで」
ひなた「少なくとも私は味方ですよ。若葉ちゃんだって……だから、大丈夫です。貴女は独りではありません」
九尾は――
ひなたは……陽乃に寄り添うようにしていた体を傾けて、
膝を抱えていた陽乃の身体を抱きしめるように腕を回す。
陽乃「だから、他人でやらないでって言ってるのに……」
ひなた「ふふっ……千景さんはあれですけど、私は大丈夫ですよ」
九尾はそう言って、離れようとはしなかった
1002Res/512.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20