【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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948: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/12/10(木) 01:09:07.03 ID:684tF05Co

陽乃「絶対に?」

『無論じゃ。下賤な人間共の悪意なぞ、妾にとっては赤子のようなものよ』

陽乃「……本気で、言ってるのね」

『いかにも』

笑み交じりに答える九尾は、

影の尻尾を揺らして見せて、口を大きく開く

声のない笑みを浮かべているのだろう。

それは少しばかり、不気味に見えた

だが、九尾はそう言う存在なのだ。

人々の信仰を戴く神に近き獣であれば、

人に偽り、人を騙り、歪ませ崩壊させようと画策する悪意でもある。

ゆえに、人々の憎悪など、悪意など

九尾にとっては取るに足らない些細な現象に過ぎない。

それを阻むのも、叶えるのも、容易

『もっとも、妾に委ねるならば心するがよい』

陽乃「……ダメとは言わせてくれないのね」

『もちろんだとも』

九尾はそう言って、影を揺らす

『害をなすならば殺す。勇者ならば利用価値もあるが、単なる人間風情にそれはなかろう』


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