【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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265: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/01/25(月) 23:03:04.40 ID:w8ZnKiRoo
「否定はしなくていい。否定しても、そうではないことは明白だからね」
陽乃「やめてください」
杏の父の声は温かく、
まるで、陽乃を本当の娘のように思っているようだ
布巾で零れたお茶を拭い、もう一度椅子に座りなおす
陽乃「私はそんな立派な子供ではありません」
「そうか……だが、ここ数日の君の様子を鑑みればそういう結論になると分かって貰えるだろうか?」
勇者様として、丁重に扱う必要がある
陽乃達が何もしなかろうと、
問題なく世話をして貰うことは可能だったのだ
にもかかわらず、
陽乃は家事を率先的に手伝って
この家の人々はともかく、民衆から酷く疎まれているのに、礼儀正しさを忘れていない
「先ほど、周囲からの反応を聞いたのも、君が原因で私達に何かないかと心配してのことだろう?」
陽乃「ご自由に解釈なさってください」
「そうか。ならそうしよう」
父親は困ったように笑う
相変わらず、素直ではない
「そして申し訳ないが、杏を君の傍から離してあげることは出来ない」
陽乃「そうですか……」
杏はどうしようもないし
両親にも認められてしまっている
脱走でもしないと……どうにもならなそうだ
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