【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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502: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/15(月) 21:15:02.90 ID:K2SsYy4jo
陽乃「私……ただ、死にたくないだけだったのに……」
目の前で奪われていく命
その一つでも救うためにと、力を得た
それをもってしても、護れた親類は母親のみ
その死に物狂いの生還が、人々の憎悪の対象になっている
ならば、死ねばよかったと?
あぁ、死ねばよかったのだ。
みんながみんな、それを声高に叫んでいた
陽乃「死にたく、無いのに……」
『なにゆえ、主様が行った』
陽乃「貴女だったら、皆殺しにしていたでしょう?」
『奇妙なこと言うものじゃのう。アレらに、生かす意味があったのかや?』
陽乃「……だって、あんな人たちにだって、大切な人が」
『いるから……なぁに?』
陽乃「え……」
九尾の声が、急激に女性めいた高いものに変質する
狐の形をしていた影が歪んで、どろどろとした汚泥のように立体感を持ち始めて
それはやがて、一人の女性の姿へと変わる
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