【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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503: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/15(月) 21:31:10.03 ID:K2SsYy4jo
「そんなもの……殺してしまえば良いと思いますよ」
陽乃「九……尾……?」
九尾は、様々な姿を模すことのできる幻術を得意とする妖狐だ。
もちろん、女性の姿にだって切り替わることができる
だが、纏う雰囲気が異常だ
九尾とはまるで違う、憎悪に塗れている力
「もし仮に、貴女が言うようにそれらに大切な人がいたとしましょう」
陽乃「……っ」
「それらも含めて、殺してしまえばいいんです」
女性は、容姿に見合わず高い声で言う
子供のように甲高い、頭に響く声
けれど言葉は……純粋に殺意に満ちている
「みんな、殺してしまいましょう」
陽乃「やめて……」
「私を辱めた男の子供達が、私の子供をまた辱めたのだから」
陽乃「やめ――……ぁっ……」
立ち上がろうと床に手を突いた瞬間、視界が揺れる
下を向くと、血が滴る
九尾の力なんて比較にならないほどの、体への負担
陽乃「ぁ……ぅ……ごぷっ……」
身体の中身が捻り潰されるような痛み
それだけでなく、血が溢れ出ていく
「貴女 "私達の子" なのね」
陽乃「私……たち?」
「私とあの人の子だからそんなに苦しいのでしょうね。でも、大丈夫。貴女が死ぬ前に、この国の人間を皆殺しにするくらいは容易いですから」
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