【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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528: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/16(火) 23:25:40.73 ID:hcbXZnOQo
九尾「こんなものかのう」
陽乃の全身を通して撫でた九尾は、静かに手を引く
苦しそうなうめき声を漏らすばかりだった陽乃は、穏やかに寝息を立てている
身体の外側に問題はない
だが、中身がズタボロだ
無理矢理に何かをねじ込んだかのように歪になってしまっている
痛みを含めた感覚を失うのも無理はない
それを、九尾の力でただ誤魔化し補っているだけ。
九尾の力だけではここまでだろうか。
九尾も容赦なく人間を殺す
だがそれは、陽乃の害になる人間に限定される
そして、陽乃が望まない場合は特例を除いて手を引く
しかし、かの神は違う
陽乃の害になろうとなるまいと、今の限られた世界の人間すべてを滅ぼす
そして、陽乃が望まなくともそれを決行する
しかし、陽乃が力尽きたことで今回ばかりは運よく事なきを得た
かの神が満足に人を殺めるには、陽乃はまだ人間味が濃いのだろう
九尾「主も神の端くれならば、主様の体くらい癒してみよ」
九尾は静かに告げて、目を閉じる
陽乃は神に愛されている
だから、生命力を高める神もいるのだ
生まれる前から、神聖なものに触れてきたからこその寵愛
だがそれは間違いなく、呪いだ
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