【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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557: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/18(木) 20:21:14.37 ID:QoCov0zMo
陽乃「それに、あなたの言う有象無象にとって、死ぬべき存在は私よ」
自分を名指しして、胸元に手をあてがう
人を一人殺したのに
多くの人にそれを見られ、より一層責め立てられる側に立たされたというのに
杏と球子
陽乃の友人だと言い張る二人の勇者の目の前でそれを行ってしまったというのに
心臓の音はまるで高鳴ったりしない
緊張も恐怖もなく平穏無事、まるで些末なことを語っているかのよう
でも少しだけ、痛みを感じる
陽乃「そんな私が、あの二人と一緒にいるのを見られるわけにはいかない」
『殺せばよい』
陽乃「馬鹿言わないで」
『不服なのじゃろう?』
陽乃「望んでたことだもの」
『妾に主様の戯言が通じるとでも』
陽乃「だとしてもよ」
俯く視線の先には狐を模した影が見える
そこに、九尾がいるのだ
陽乃「私の望んでた結果であることに違いない」
『抜かしおる』
陽乃「もう、裏切られるのも……手を伸ばされるのも嫌だから」
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