【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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696: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/24(水) 21:05:57.02 ID:jDukJghDo
白餅のように潰れて歪んだ体はそのままねじ切れて真っ二つに割れ、消えていく
バーテックスに仲間意識があるのかは定かではないが、
すぐ横に居た同類が消え去ったことを察知したのだろう、
目らしきもののない、口だけの表面を陽乃へと向けるが――
陽乃「っ!」
陽乃は後ろにいたバーテックスに蹴りこみ足場として、正面のバーテックスを殴り飛ばし
突撃してきたバーテックスを蹴り潰して、体をひねり、上から落ちて来ていたもう一つの個体を殴り飛ばす。
足場が減り、落ちていく陽乃を追いかけるように白い体が迫ってくる
地面に落ちた瞬間からあれが降ってきたら、流石の陽乃でも無事では済まない
しかし、落下しないという方法は存在しない。
陽乃は当然空を飛べないし、足場になってくれる建物もなければバーテックスもいない。
だから――潔く落ちて、すぐに受身を取って体を回し、バーテックスの落下軌道から外れる
陽乃「かふっ……ふっ……」
九尾の顕現と、戦闘での力の利用
徐々に体が蝕まれていくのが分かる不快感と痛み
咳き込みそうになる喉の奥にはじわじわと鉄臭さが滲んでいるような錯覚を覚える
それでも陽乃は、拳を握り、足場を踏みしめて前を向き、
人間の言葉を理解しているとは思えないが、
陽乃は苦笑交じりにバーテックスを見上げる
九尾がくれた3分
その残り1分半くらいを生き延びることが出来たら、褒美に身体を齧らせてあげてもいい
なんて。
陽乃「まだあと1分以上あるし……耐えきれたら、私のことを食べても良いわよ?」
そんな挑発をして、
向かってくるバーテックスを殴り飛ばし、蹴り潰し、叩き潰して――
陽乃「ほら、もっと口を開かなきゃ」
バーテックスの口のような器官に手を突っ込み、引き裂く
九尾が球子と杏を乗せて戻ってくるころにはもう、バーテックスは跡形もなく消滅していた
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