【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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698: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/24(水) 21:17:23.36 ID:jDukJghDo

杏「久遠さんっ!」

陽乃「あんまり大声出さないで」

杏「なら出させないでくださいっ……戦うならまだしも、一人であんな大量のバーテックスを相手にするなんて」

球子「って言ってもタマがいるにもかかわらず、あいつら見向きもしなかったしな……」

空を飛ぶことも出来ない勇者が空中にいるというのは、

敵にとってはこれ以上ないほどにねらい目と言うべきか、最高の的のはずだった。

楯を持つ球子は突撃を防ぐのも容易く、空気抵抗を持たせられるという意味でそれなりに有利

かつ、楯を下にして落下する隕石爆撃めいた突貫技も出来なくもない。

だとしても、ほとんど無防備に近い状態だったのだ。

なのに、バーテックスは陽乃に釘付けだった。

その姿をあるのかも分からない視界に捉えたまま、陽乃が動き出すまで動くことすらなかった

杏「でもっ、それならそれで引き付けて連れてきてくれるだけで良かったのにっ」

遠距離攻撃かつ、連射可能な杏と

中距離かつ、それなりの広範囲を攻撃できる球子

その一方で、体一つで戦わなければならない陽乃は手数が圧倒的に足りない。

にもかかわらず、あの数に立ち向かい、陽動するでもなく殲滅してしまったのだから

陽乃の身を案じる杏としては気が気ではなかったらしい。

杏「久遠さんは確かに強いです。あの数なんて気にもならなかったと思います。でも、万が一もあるって、分かってくださいっ」

陽乃「だから5分……九尾のせいで3分だけって時間制限したでしょ。その間だけ私が戦う。残ってたら私一人では厳しかったってだけで、殲滅出来たらそれで終わり」

杏「っ……武器があるわけじゃないんですよっ?」

球子「あんずっ、落ち着け」


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