【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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699: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/24(水) 21:29:53.28 ID:jDukJghDo

球子は前のめり気味に陽乃へと迫る杏の肩を掴んで、

自分の方へと引き寄せるように引っ張る

球子「あんずらしくないぞ。もっとわかりやすく言ってやれ」

杏「分かりやすく……?」

球子「そんな回りくどく言って "ごめんなさい" とか "分かった" とか言ってくれると思うか?」

陽乃「回りくどくなくても言わないけど……」

球子「ほらな? だからもう、とりあえず言いたいこと言っとけ」

球子は困ったように笑いながら、杏の身体を押す。

揺れた体はまっすぐ伸びて、

もう一度、その視界に陽乃を映した

杏「単刀直入に言います……力を使いすぎないでください」

陽乃「この戦いを提案したのは貴女よ。伊予島杏」

杏「はい。でも、私とタマっち先輩がいるから、倒しきるほど力を使う必要はなかったはずです。それこそ、半分倒してあとは任せるって言って欲しかった……」

陽乃にとっては、些細な事だろう。

たった20匹程度の敵だ。

準備運動にも満たないような容易い戦いだったかもしれない。

でも、それでも疲労は蓄積する。

陽乃「私はそんなに貧弱じゃないわ」

杏「でもっ……無理をしたら血を吐くことだってある。気を失っちゃうことだってある。だったらっ……必要ない時は最小限でいてくださいっ」

お願いしますと杏は願う。



1、死なないためには、常に最善を尽くすこと。手を抜くなんて死にたがりのすることだわ
2、はいはい。考えておいてあげる
3、馬鹿なこと言わないで

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