【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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719: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/25(木) 22:01:45.66 ID:M/BybS93o
√ 2018年 8月9日目 夜:諏訪
陽乃「う……げほっ……けほっ……」
目を開くよりも先に、咳き込む
喉の奥から血があふれ出して、
真っ白な枕を汚す代わりに酸素マスクの中を赤黒く満たしていく
身体の内側から感じる熱い痛みは変わらず、
一度咳き込めば、その反動でナイフがより深く刺さったかのように痛みが増す
陽乃「あ゛っ……い゛っ……ぁっ……ごぷっ……」
手が動かない
足も動かない
吐血する体の痙攣だけが、しばらく続いて
すぐそばにあった心拍数を計測する機械がけたたましくアラートを発する
陽乃「っ……こ、こって……」
血の匂い、血の味、霞む視界
自分の居場所でさえまともに理解も出来ないまま、
慌ただしい足音が部屋に駆け込んでくるのをただただ聞いていることしかできなくて。
「久遠さん? 久遠陽乃さん?」
陽乃「ぅ……」
看護師らしき人の呼び声にも、返せる言葉がなかった
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