【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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748: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/27(土) 14:12:08.19 ID:FPyLwFj9o
『数日はおとなしくしておく方が良い』
陽乃「そんなに?」
『拳も握れぬ体で、何を成すというのかや?』
陽乃「それはそうなんだけど……」
九尾の声を聞きながら、もう一度手を上げてみる
握りしめるほどの力は出なくて、
球子に押し倒されたときよりもさらに衰弱しているのが分かる
あの時は若葉からの逃走劇なんて言う茶番もあったが
今の状態で窓から飛び出したら受身も取れずに骨折の一つや二つは免れなかったかもしれない。
『昨夜、主様が眠っている間に小娘共が四国への移住を提案しておる』
陽乃「そう……で、答えは?」
『諏訪の娘どもでは決められぬと、言うておったのう』
陽乃「それはそうよね……」
当たり前と言えば当たり前の話だ
歌野がこの場を離れてなお結界が残ったとしても、それを守る人がいなければ容易くバーテックスに食い潰される。
そうなったら、ここに残った人々は殺されてしまう。
だから、歌野は人々の話を聞く
自分が行くからついてこいだなんて、言わない
『良いのかや? あの国に戻る理由など、主様にはなかろうて』
陽乃「お母さんがいるわ」
『あの国に戻るほどの理由では無かろう』
疎まれ、憎まれ、呪われ、虐げられるだけの場所
母がいるというのは、そこに戻るだけの理由にはならないだろう、九尾は考えている。
だが、九尾からしてみれば戻ろうと戻るまいとどっちでもいい
害になる何かしらがあるのなら、排除するだけである。
1、ねぇ。結界はどうにかできる?
2、白鳥さんを呼んでくれない?
3、この体、もう少し早くどうにかできない?
4、みんなが戻りたいって言うなら、戻るしかないでしょうね
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