【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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765: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/02/27(土) 23:45:13.89 ID:FPyLwFj9o
歌野はとても明るい性格だった。
球子に通じるものがあるほどの賑やかさ
けれども、いや、球子もそうだが
陽乃のことを気遣って、大騒ぎと言うレベルには達しない
歌野「お願いね」
陽乃「いずれにしても、暫くは何にもできないわ」
手を握り返せないし、
ベッドから降りて歩いていくこともできない
それだけ衰弱しきってしまった体
意識があって、言葉を発せて、温かくて、中身が綿以外のもので。
そんな違いがあるだけの、人形のような何か。
なんて……言ったら怒られるだろうか。
陽乃「大人しくしておくから安心して」
歌野「治ってもよ」
陽乃「……それは、あなた達の頑張り次第だと思うわよ」
陽乃はそう言って、小さく息を吐く
そんな、疲れを感じる陽乃を歌野は優しく見守る
歌野「さっきの、良く分からないけど……でも、久遠さん達は私たちのヒーローだと思うわ」
独りで守らないといけなかった3年間
ずっとこのままで、最終的には壊されてしまうのではないかという不安が無いと言えば嘘になる。
だから
歌野「来てくれて、嬉しい……ありがとう」
歌野は気遣いではなく本心で、そう言った。
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