【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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806: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/02(火) 20:37:30.85 ID:3VSruPD+o
勇者であるはずの人が、
一般人である自分と、何も変わらないなんてそんなわけがない。
多くを守れなかったと陽乃は言った
それが嘘だとは思えない。
それで挫折してしまったのかもしれない。
だとしても――そこで折れては欲しくない。
水都「久遠さんは、本来数日かかるはずの距離をたった半日で踏破させられる力を持っているんです」
それだけじゃない。と、水都は呟く
水都「同行したお二人は、久遠さんに一騎当千の力があると言っていました」
陽乃「そんなことないわ」
水都「あるかもしれないじゃないですかッ!」
陽乃「っ……」
水都がいきり立って、テーブルが揺れる。
危うく飲み物が落ちそうになって、反射的に動いた体の痛みに陽乃は思わず呻く
そんな陽乃を水都は見て、顔をしかめて、首を振る
水都「久遠さんは、私と似てます……色々あって自信がなくて周りからの評価を素直に受け止めることもできない」
なのに、こんなことを言うなんてどうかしている
自分が信じられていないのに、ほかの人には信じろなんてあまりにも勝手だ。
けれど、でも、
同じように感じられるからこそ、水都は願わずにはいられなかった
水都「そんなままじゃ、きっと……守りたいものも守れなくなっちゃう……」
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