【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【2頁目】
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807: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/03/02(火) 20:47:22.13 ID:3VSruPD+o
水都は、守りたくても守れない。
勇者として戦う歌野を水都は守りたい、助けたい
けれど、そうする力が水都には与えられなかった。
向かっていく背中を見送って、
傷だらけで帰ってくる体を支えてあげるくらいしか、自分には出来ない。
その傷の治療も出来ない
歌野が言う、日常の中の一つとしてそこにいることだけが、水都の出来ること。
巫女としての役目なんて、大した内容でもない
だから、思う
水都「戦う力があるのが羨ましいです……守りたいと思えば守れる力が羨ましいです……なのに」
陽乃「………」
水都「そんなに卑屈になっている久遠さんが……妬ましいですっ!」
陽乃「……そう」
陽乃は、偶然力を与えられたわけではない
そこに力を与えてくれる何かがいて、
力を得るか得ないかを選ぶ権利が陽乃にはあった。
選ばなければ死ぬしかなかったのかもしれないが、
それでも、力を得ないという選択は、確かにそこに存在していた。
けれど、陽乃は力を得た
――なぜ?
陽乃「私に何があったかも知らないで、羨ましいだの妬ましいだの。そのお気楽な頭の方が私にとっては羨ましいわよ」
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