【安価】続・ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】
1- 20
173: ◆WEXKq961xY[saga]
2021/01/06(水) 20:44:59.58 ID:JuUQF2d70
「…アスラ様」

 黒い修道服に身を包んだ銀髪の女が、足早に近付いてきた。アナベラと言う名の修道女は、切れ長の目に涙を浮かべながらアスラの肩に手を置いた。

「分かってるよ。追悼の祈りなら、こっちだ」

「…」

 言われるままに祭壇の前へ進むと、聖母像の周りには祭壇を埋め尽くすほどの花が置かれ、周囲には祈りを捧げたり、祭壇を見上げて涙を流す人々がいた。
 後宮にずっといるアスラは知らなかったが、クリストラで信仰されている一神教の最高指導者である教皇が、数日前に亡くなったのだ。

「痛ましいことだ…」

 隣で、銀髪の修道女が言う。

「勇者シーヴァが繋がれたこの世界の平和を、猊下は誰より願っておいでだった。それなのに…」

「…あれで、全部だったのかな」

「…」

 彼女は、深い溜め息を吐いた。

「グィーディア、スターズ、スノア、ジャンヌ…誰もが心を一つに、主に奉仕していると信じてた。まさか、本当は」

「考えたくないことだけど…あれで全部じゃないかも知れない。ここはもう大丈夫かもしれないけど」

 アナベラが、アスラをじろりと見た。

「…どうしろって言うんだ?」

「ここの人たちで協力して、この領にまだグィーディアみたいな考えの人がいないか…後は、不満や反逆しようとしてる人がいないか、調べてほしいんだ」

「本庁からの役人が、この前やっと帰ったばっかりだ。それに、教皇猊下の葬儀もある」

「忙しいのは分かるけど…」

 するとアナベラは、ふっと微笑んだ。

「…ああ。分かってるって分かってるよ。…任せな。何とかしてみる」

「! アナベラ…」

「あんなことがあった後も、ウチらを…教会を信じてくれて、ありがとうな」

 アナベラは、アスラの背中を軽く叩いた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 夜)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/391.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice