【安価】続・ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】
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654: ◆WEXKq961xY[saga]
2021/02/05(金) 21:29:26.47 ID:9TRYNruS0


 ミサが終わると、ジャニスがアスラを呼んだ。

「アスラ様、こちらに」

「どうした? …ああ、クリスティーヌ」

 城の裏に連れられて来ると、そこにはクリスティーヌと、数人の騎士が待っていた。騎士たちは1台の台車を曳いていて、上には何かが分厚い布で覆われていた。

「先に国王陛下へ報告に参りまして、アスラ様へのご報告が遅れました」

 頭を下げるクリスティーヌに、アスラは困惑気味に尋ねた。

「陛下に? そんな大変なことがあったのか」

「…こちらを」

 騎士が、台車の布を取り払う。

「? …!!」

 そこには、人が一人横たえられていた。頭を潰されて、完全に絶命している。しかもそれだけでなく、潰れた頭の天辺からは、尖った耳が2つ生えていた。

「獣人…?」

「オリエズマとの境界付近に倒れておりました。事務官が顔を改め、ミーニャなるバルバスと判明しました」

「!?」

 ミーニャと言えば、石の街で犯した猫の獣人だ。それが、どうして…?

「…アスラ様の証言と合わせ、陛下はバルバスによる組織的な反逆と判断されました」

「何だと? じゃあ、どうするつもりだ」

「関与した者を可能な限り捕らえ、首謀者を洗い出します。そして、さきのエルフによるアスラ様暗殺未遂と合わせ…バルバス領を全て没収。バルバス種は永久追放」

「ま…待てよ!」

 思わず、声を張り上げた。

「そんな、滅茶苦茶だ! バルバスは色々いるのに、全部一緒に追放なんて…」

「既に、反逆行為は2度目です。1度目はアスラ様のご意思もあり、温情をかけられましたが、2度目となると…」

 首を横に振る、クリスティーヌ。アスラはなおも食って掛かる。

「だったら、2度目もおれが許そう。ミーニャが勝手にやったことで…」

「アスラ様」

 不意に、クリスティーヌが低い声で言った。

「…後宮は陛下のものです」

「おれのものだ」

「後宮の主はアスラ様です。しかし、この土地は陛下のものです。陛下のご決定は、アスラ様の意思より尊重されます」

「そんなこと、知るかよ! 今までそんなこと言われなかった! そんな…」

 クリスティーヌが、片手を上げた。すると騎士たちがアスラのもとへ歩み寄り、両腕を掴んだ。

「っ、放せ! このっ」

「北へ進撃します。正門前に、10分後に隊列を組んで待機しなさい」

「はっ」

「放せよ! ああっ! この…クソっ!」

 城内へ引き摺られていくアスラ。騎士たちはアスラを寝室に放り込むと



「贅沢な坊っちゃんだな。人外どもがいなくなったところで、ヤれる女なんて腐るほどいるのによ」



 と吐き捨て、鍵を締めて行ってしまった。

「ふざけるな! 出せ、出せよ! あああ…」

 扉を何度も殴り、叫ぶ。下品な悪態が遠ざかり…やがて聞こえなくなると、アスラは開かない扉の前に崩れ落ちた。


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