【安価】続・ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】
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763: ◆WEXKq961xY[saga]
2021/02/08(月) 21:25:01.05 ID:BHueXym60


 ユィーキを探して船内を歩き回っていると、廊下の一角でフォンリンと話しているのを見つけた。

「どうしても、ティエンファンは会いたくないと申すか」

「ああ。特にぬし一人では、会わせるわけにはいかん」

「ではアスラを連れてくれば良いのか」

「…あやつの言い分は、二人一緒に聞かねば意味がない」



「なら、丁度いい」

「! 来たか、アスラよ」

 アスラはフォンリンの前に膝を突くと、じっと目を見て言った。

「…ソンクーと話した」

「あのエテ公か。して、何を得た」

「やっぱり、おれは間違ってた。最初から、心の中では分かってたんだ。父娘は、あんなことをする関係じゃないって…」

「…よかろう。入れ」

 フォンリンは部屋の扉を開け放つと、2人を招き入れた。
 寝台の上では、ティエンファンがうつ伏せのまま、枕に顔を埋めていた。

「ティエンファンや」

 ユィーキが、柔らかい声で言った。

「こっちを向いて、父と母に顔を見せてはくれぬか」

「や」

 すげなく拒絶するティエンファン。ユィーキが食い下がる。

「何故だ。母たちを嫌いになったか」

「…」

 黙り込むティエンファン。フォンリンが声をかけた。

「ティエンファン、ぬしの言いたいことを言ってやれ。特に母上に、どうして欲しいのか」

「…」

 すると、ティエンファンが枕の中で、ぼそっと何かを呟いた。

「何だ?」

 ユィーキが歩み寄る。

「…ばっかり。ちちうえばっかり」

「父上が、どうした」

「ははうえは、ちちうえのことばっかり! ちちうえが来たら、ティエンファンは放ったらかし!」

「!」

 はっと、目を見開くユィーキ。

「ちちうえも、ははうえばっかり! 一緒にいても、ははうえばっかり! ティエンファンは、一人ぼっち…」

 そう言うとティエンファンは、しくしくと泣き始めた。

「ティエンファンも、一緒がいいよぉ…おちんちん、してもいいからぁ…ティエンファンも、一緒ぉ…」

「…悪かった。母上を、お前から横取りしてたんだな」

 アスラは、横たわるティエンファンの肩を抱いた。ユィーキも、手を重ねる。

「母を許しておくれ。ティエンファンや…これからは、共に過ごそうぞ」

「ほんと…?」

「勿論だ。…それに、おちんちんはしなくていい。そんなことしなくても、お前はおれたちの子だからな」

 寝台の上で語り合う親子を遠目に眺めていたフォンリンは、ふと洟を啜ると、どこへともなく去っていった。


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