【安価】続・ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】
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781: ◆WEXKq961xY[saga]
2021/02/11(木) 17:32:18.35 ID:MCJg4HP/0


「大成功! 素晴らしい、大成功ですよアスラ様!」

「ああ…と、とりあえず、良かった」

 寝泊まりした部屋に戻ると、緊張の糸が切れて寝台に倒れ込んだ。ランファンが飛びついて、大喜びで腕を握ってくる。ユィーキも、へなへなと椅子に座った。

「一先ず、アスラの一番の目的は果たしたな。…おうおう、疲れたな、ティエンファンや。しかし、これから母たちは、また父上のところへ行かねばならん…」

「まだ何かあるのか?」

「ええ」

 ランファンが、笑顔で頷く。

「客人としてのご挨拶は、ここまで。次は皇女として、天子さまに帰国のご報告を申し上げに参ります」

「ああ、そういう…」

 ぼろぼろのあばら家で、父と最初で最後に会ったことを思い出す。

「ゆっくり会ってくると良い。おれは、ティエンファンとここで休んでるから…」

「申し訳ありませんが、アスラ様」

「ん?」

 ランファンは、ずいと顔を近づけた。

「まだ、アスラ様にはお会いいただかなければならない相手が…」



 赤と青のチャイナドレスの従者に連れられてやって来たのは、城の中庭にある広い広場であった。
 そこには、10歳にも満たない子供たちがぎゅうぎゅうに集まっていた。

「静かに!」

 赤い服の従者…フォンが声を張り上げると、騒いでいた子供たちがしんと静まり返った。
 フォンが、更に続ける。

「お父様に、礼!」

 すると一斉に、子供たちが頭を下げた。



 10歳からの8年間で、実に166人。その全てが生き長らえたわけではないが、ここにいるのは全て、オリエズマ大陸の女たちとの間に生まれた、アスラの子供たちであった。



「…そうか。父親に…おれに会うのは、みんな初めてなんだったな」

 たった数分の、父との語らいを思い出す。この子達には、そんな思いはさせたくない。
 アスラは両手を広げて言った。

「…そうだ、父さんだぞ! ほら、おいで!」

 100人ちかくの子供たちが、歓声を上げて一斉に駆け寄ってきた。


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