【安価】続・ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】
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806: ◆WEXKq961xY[saga]
2021/02/13(土) 22:03:59.39 ID:DI5vCE9G0
 目の前で繰り広げられるのは、若き勇者と恐るべき魔王の、手に汗握る剣戟。
 アスラは、思わず呟いた。

「…おれは、こんな勇者じゃない」

「今、何と?」

 皇帝が、横目で彼を見た。アスラは、静かに続けた。

「おれは…あんなに、戦えなかった。おれの剣は、父を救うことができなかった」

「剣折れた後も、鞘で魔王に挑んだのは真実でございます」

 ランファンが駆け寄ってきて、口を挟む。

「他にも、育ての親の敵を取るべく、邪教の信徒たちをたった一人で斬り伏せたのも」

「だが、遅かった。マリアを、救えなかった…!」

「…」

「…ふん」

 ここぞとばかりに鼻を鳴らす皇太子。皇帝は、目を伏せてしばらく考え込み…やがて、口を開いた。



「天網は疎く数多を漏らす。数多を掬えばこそ、数多を漏らす」



「…!」

 ランファンが、劇団に向けて手を上げる。すると、まさに盛り上がっていたシーンがぴたりと止まった。
 皇帝は朗々と続ける。



「北真君は己の輝きを知らず。誰より眩しく、輝きは皆人の知るところなり」



 その場にいる人々が、一斉に拍手をする。流石に勉強しただけあって、アスラには彼の言わんとすることが分かった。
 アスラは皇帝に向けて、深く頭を下げた。
 劇が、再開された。



 更に数時間後、一度席を外した数人の女たちが、着替えて戻ってきた。

「いかがでしょうか! アスラ様よりの贈り物でございます」

 フェイグゥや、他の皇女たちが着ているのは、クリストラのドレスだ。

「む、なんとも面妖な衣装かな」

 ぼそっと呟いたのは、一人の青年。

「しかし、悪くない。どれ、男物は無いのか…」

「食器もございます。後で見繕ってみましょう」

 ランファンが、抜け目なく言った。



安価下コンマ
01〜20 皇太子が絡んできた
21〜40 先程の男が話しかけてきた
41〜60 フェイグゥが息子を連れてきた
61〜80 皇帝と話した
81〜98 皇帝が誰か呼んだ
ゾロ目 皇帝が密かに囁いてきた


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