【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/01/18(月) 17:12:01.69 ID:21UK2LNZ0
◆
キュウビ『うむ、そろそろやめにするかの。ミドカ、クーラー、よく頑張った。まさか1日でここまで成長するとはのぉ』
日が暮れてきた頃、ミドカとクーラーは頑張った結果、体内の魔力をある程度動かせるようになっていた。
ミドカ「ぴーや!」
クーラー「ぃぃえー!」
キュウビの言葉にミドカとクーラーが身体に力を入れると、モモモッ、とゆっくりで小さいが、確かに魔力の流れが2人の中に発生した。
それは魔力に敏感なキュウビだけでなく、ウォルフやキノにも僅かな振動として感じ取れた。
キノ「キノ?」
ウォルフ「すごーい! ぼくはできなかったけど........」
キュウビ『落ち込むで無い。こう言うものは元より一朝一夕で出来るようになるものでは無い。ミドカとクーラーはわらわが後押し出来たため1からじゃったが、ウォルフはそれが無いから0からだからのぉ。しかし、確かにお主には基板がある。これから毎日欠かさず自主練をするがよい』
ウォルフ「わかったー!」
キノ「キノーミ」
キュウビ『では......解除っ』
キュウビがそう言うと、今まで仔トカゲ2人とキュウビの間に隔たっていた神通力の壁が消えた。
ミドカ「ぴ...........」
クーラー「ぃ..........」
それに気づいた2人は、数秒硬直した後、弾かれたように飛び出し、キュウビの胸毛へと突っ込んでいった。
ミドカ「ぴぃいいぃやぁあぁああぁっ♡」
クーラー「ぃえええええええええええええっ♡」
もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふっ!
キュウビ『すまなかったのぉ』
2人は昼ぶりのキュウビの暖かさに埋もれて、とても嬉しそうにした。
キュウビに突き放されたのは寂しかったが、それ以上にキュウビの優しさが、母親の温もりが嬉しかった。
キュウビは母親が抱き上げるように、尾で2人を持ち上げると、背に乗せた。
ミドカ「ぴぃやぁ........」
クーラー「ぃえ.........」
ウォルフ「あっ..........ねたよー........」ヒソヒソ......
キュウビ『うむ........今日一日頑張って、疲れたのじゃろう。産まれたてじゃもんのぉ.......』
キノ「キノミー」
背に乗った2人はしばらくはしゃいだ後、電池が切れたように寝てしまった。
もにょもにょと動く2人を背で感じながら、キュウビはウォルフとキノと共に寝床へと帰っていった。
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