【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/01/18(月) 17:09:51.33 ID:21UK2LNZ0
ミドカ「ぴやっ!」
すると、ミドカは前から強めの風に煽られたかのように身体を揺らし、目を閉じた。
キュウビ『それがわらわの魔力じゃ。どうじゃ、感じたかの?』
ミドカ「ぴーやぁ」
キュウビ『うむ、では、クーラー』
キュウビはクーラーに向けてもう一度、ミドカにしたのと同じような動きをした。
クーラー「ぃえっ!」
クーラーもミドカと同じように身体を揺らし、目を閉じた。
クーラー「いぇえっ!」
キュウビ『うむ。やはりわらわの魔力を栄養に産まれた仔じゃの。では最後に.....ウォルフ』
そう言ってキュウビはウォルフに向けて尾を振ったが、ウォルフは吹いたか吹かなかったか分からない程度のそよ風ぐらいの圧しか感じなかった。
ウォルフ「..........? なんか、きたような..........」
キュウビ『お、少しながら感じたのか。ミドカ、クーラーと違って顕著には感じなかったらしいが、それでも感じたあたりやはりお主にも才能があるのじゃろうな』
ウォルフ「そうなの?」
キュウビ『しかしわらわの魔力をほとんど感じないとなると..........わらわの助けを借りての訓練は無理じゃろうな』
ウォルフ「えー」
キュウビ『するなら自主練、じゃの。1から始めるのは難しいが、頑張るのじゃぞ』
ウォルフ「わかった!」
ウォルフの元気な返事に続けて、キノがキュウビを見上げた。
キノ「キノーミー?」
キュウビ『あー.........キノはそのー.........すまぬが、訓練は無理じゃ』
キノ「キノミッ!?」
キュウビが残念そうに言うと、キノはガーンと口を開けた。
キュウビ『お主からは魔力を感じん。こう言うのも悪いが.......お主はただの小鳥じゃからの』
キノ「キノーミー........」
キノは残念そうに俯いた後、ペタンと座り込んで4人の練習の様子を見ることにしたのだった。
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