【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/07/29(木) 18:54:26.90 ID:10fgrsWA0
あまり多くの血を飲まなかったのは遠慮したからではなく、獲物に興味深そうに見つめられながら血を飲むのがなんとも言いえぬ居心地の悪さがあったからだ。
蝙蝠はもとより、獲物に気づかれないように血を盗む動物。
差し出されて恵まれるのはなんだか本能がこそばゆくなるのだ。
ウォルフ「ねえねえ、いっしょにみんなのところにいこ?」
コウモリ「キ?」
ウォルフ「いや、あの.........まいにちぼくの「ち」をすっていたからいっしょにはいたんだろうけどさ........いっしょにくれば、これからはこっそりちをのまなくてもよくなるよ。みんなも「ち」をのませてくれるよ!」
コウモリ「キー.........」
「狼以外の血は有難迷惑だな.......」とコウモリは思った。
しかし狼の血を「見つかるかもしれない」というストレスを抱えずに飲めるという点はとても魅力的だ。
昼は常に身を隠し夜に一度一日分まとめてお腹がはちきれるほど飲むよりも、一日の内何回かにわけてちょっとずつ飲んだ方が絶対に健康にも良い。
さかさまにぶら下がって何度口から血が逆流したことか.........
コウモリ「キキー」
コウモリは頷くと、パタパタと飛んで一緒に行く意向を示した。
ウォルフ「くる? じゃあ、いこ!」
コウモリ「キキキー」
まだ昼、すこし眠いと思いながら、コウモリはウォルフの後ろについていった。
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