【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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374: ◆lFOXrxX/4g[saga]
2021/07/29(木) 18:53:52.80 ID:10fgrsWA0
ウォルフ「たべないから。ね? いたかった? ......ごめんね」

コウモリ「..........キ」

ウォルフの敵意や殺意のない声に、コウモリはゆっくりと木の裏から顔を出した。

ウォルフ「えっと.......もしかしてだけど、いつもきみがぼくの「ち」をのんでいたの?」

コウモリ「キキ.........」(コクコク)

コウモリは頷いてから「あの........怒っていますか?」という風に首を傾げた。

ウォルフ「んー、たしかにちょっとはいたかったけれど、ぜんぜんおこってないよ。ぼくたちがごはんをたべるのといっしょで、きみも「ち」をのまなきゃいきていけないんだもんね」

コウモリ「キ........」

ウォルフ「.........あれ、でもいつもぼくだよね? キュウビとかはすわれてないのはなんで?」

その言葉にコウモリはあからさまにそっぽを向いて冷や汗をかき始めた。
「あなたと小鳥がまぐわいとけあいくんず♂ほずれつ♂している濃ゆぅい匂いに誘われて飲んでみたらすごい美味すぎてそれからあなたの血がなければ生きていけない体になりました」なんて言えるはずがない。

ウォルフ「まあ、たぶんキュウビとかの「ち」をのんだら、すぐにきづかれてたべられちゃうかもね」

いいえ、飲みましたがずっと寝てました。
飲まないのは単純にマズかったからです。

ウォルフ「もしかしてぼくがいちばんのんでいることにきづかないから?」

いいえ、美味しいからです。

ウォルフ「なんだろうなー.......まあでも、「ち」ぐらいならいいよ。これからものんで」

コウモリ「キ!?」

その言葉にコウモリは驚いた。
獲物である狼の本人に見つかってしまい、気づかれずに飲む事は出来なくなってしまった以上これからは他の生物のマズい血を啜って生きていくしかないか.......と覚悟していたところ、「これからものんでいいよ」なんて言われて驚いたのだ。
普通の動物なら他生物に一方的に搾取されることは望まないはずだ。
例えば口内を掃除する小エビとそれに掃除されるサカナの関係は、「口内の掃除をする」というサカナにとっての得と「口内に残っている残飯を食べる」という小エビの得が釣り合って成り立っている、いわゆる「共生」だ。
しかしウォルフが提案しているのはウォルフに得がないのにコウモリに一方的に血を吸わせる「寄生」だ。
ウォルフにとっては何の得もない関係。
しかし、ウォルフはそれを提案してきたのだ。

コウモリ「キ........キキ?」

ウォルフ「うん、いいよ。ぼくはちょっといたいのをがまんすればいいだけなんだし」

コウモリ「キキキ..........」

ウォルフ「さっそくのむ?」

コウモリ「キキチチッ......」

コウモリはとてとてとウォルフに近寄ると、少し遠慮しながらウォルフが差し出してきた前脚にするどい牙を滑らせた。

ウォルフ「いてっ」

コウモリ「キ、キキッ?」

ウォルフ「あ、だいじょうぶだいじょうぶ。つづけてつづけて」

コウモリ「キキッ」

コウモリはいつもどおりその傷口を舐めて、血で喉を潤す。

コウモリ「ぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅ............」

ウォルフ「んぁあなんだろうこれ、くすぐったい..........あんまりいたくはないね」

コウモリ「ぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅぺちゅ..........ごくん。キキー」

ウォルフ「あれ、もういいの? まあ、いいならいいけど」

コウモリ「キーキー」


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