【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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707: ◆lFOXrxX/4g[saga]
2021/11/22(月) 00:14:30.77 ID:HyHrz9D90
クーラー「いえぃえいえい」

キュウビ『ん? どうしたかの、クーラー』

クーラーも行きたい葉の大地があったらしく、クーラーが尾で示した先には、灰色と緑の入り混じったような大地があった。

キュウビ『あれは......遺跡、かの......?』

フェニ『荒廃した遺跡と、自然が混じっていますわね』

ウォルフ「いせきって......あれ、おおきすぎない?」

キュウビたちが「遺跡」と表現したそれは、人間が見れば「ビル」と言っただろう。
低くても十メートル、大きい物では百メートルも優に超えるそのビル群は、はるか昔の人類の営みを感じさせたが、同時にそれは自然に侵食され、それがどれだけ昔だったかも想像させられる。
幅の広い道路はマス目のように交差し合い、目を凝らすとそこを鹿ような動物の親子が歩いているのが見えた。

ラピス『森の中にあった遺跡と比べると、すごいなんというか......四角いですね』

キュウビ『あの遺跡よりも進んだ文明の物なのじゃろう。確かに、あの大地は面白そうじゃのう』

クーラー「いえいえい」

グラコ『なんかかっこいい〜! あそこ行ってみたいな〜。中とか探索してみた〜い♪』

フェニ『縦に長いので、探索しようと思えば見た目以上に面積がありますわよ......』

キノ「ノミノ〜」

ミア「うおにゃぁん」

ナガレ「大地まるごと遺跡......なんだか食べ物以外にも、遺物とか過去の技術とか、いろいろ見つかりそうですね」

ミドカ「ぴやややぁや♡」

ピッカ「ちょっこぴぴぴ〜♪」

チキ「キキキチチ」

ミア「みゃぅやぅぅん」

キュウビ『うむ、どうやら満場一致のようじゃの。皆の者、ではあの遺跡の大地を次の拠点にする、という事でよろしいかの?』

ウォルフ「うん!」

ウォルフのその返事に続いて、みんなが首を縦に振った。

キュウビ『良かったの、クーラー。お主が選んだ大地じゃぞ』

クーラー「いいいぇい!」ひええぇ

クーラーは歓喜の声を上げると、自分の足元を凍らせてくるくると回転した。

キュウビ『よし、では往くぞ!』

その言葉を合図に、ラピス、チキはグラコの背に乗り、キュウビがそれを浮かせた。
ウォルフ、三つ子竜、キノがキュウビが背や尾につかまると、キュウビは更に岩を浮かせて足場を作った。
ミア、ナガレは前回のようにフェニの背にのり、フェニは炎を抑えながら羽ばたき始めた。

ラピス『や、やっぱり、なんかいやっても怖いです......で、でも、ちょっとワクワクするかも......♡』

グラコ「すっごい! 飛んでる飛んでる! ワタシ飛んでる〜!」

フェニ『2回目なのでコツは掴んだと思いますわ。......頑張りますが、炎が出てしまったら相殺してくださいまし』

ナガレ「大丈夫です、僕もがんばりますから」

キュウビ『ぐ、流石に、この人数を浮かせるのは少々、キツい、のぉ......! 落ちないうちに往くぞ!』

トーーーーーーーン......トーーーーーーーン......

そうしてキュウビは岩の上を跳んで行き、グラコははしゃぎながら神通力で引っ張られ、フェニはそれを追っていった。

新天地では、どんな物語が待っているのだろうか、どんなわくわくがあるのだろうか。
若き狼は期待を胸に、輝きを目に、九尾の狐の背で笑みを浮かべた。


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