【安価・コンマ】Dランク神獣「Sランクまでつき進む」(その2)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/11/22(月) 00:14:30.77 ID:HyHrz9D90
クーラー「いえぃえいえい」
キュウビ『ん? どうしたかの、クーラー』
クーラーも行きたい葉の大地があったらしく、クーラーが尾で示した先には、灰色と緑の入り混じったような大地があった。
キュウビ『あれは......遺跡、かの......?』
フェニ『荒廃した遺跡と、自然が混じっていますわね』
ウォルフ「いせきって......あれ、おおきすぎない?」
キュウビたちが「遺跡」と表現したそれは、人間が見れば「ビル」と言っただろう。
低くても十メートル、大きい物では百メートルも優に超えるそのビル群は、はるか昔の人類の営みを感じさせたが、同時にそれは自然に侵食され、それがどれだけ昔だったかも想像させられる。
幅の広い道路はマス目のように交差し合い、目を凝らすとそこを鹿ような動物の親子が歩いているのが見えた。
ラピス『森の中にあった遺跡と比べると、すごいなんというか......四角いですね』
キュウビ『あの遺跡よりも進んだ文明の物なのじゃろう。確かに、あの大地は面白そうじゃのう』
クーラー「いえいえい」
グラコ『なんかかっこいい〜! あそこ行ってみたいな〜。中とか探索してみた〜い♪』
フェニ『縦に長いので、探索しようと思えば見た目以上に面積がありますわよ......』
キノ「ノミノ〜」
ミア「うおにゃぁん」
ナガレ「大地まるごと遺跡......なんだか食べ物以外にも、遺物とか過去の技術とか、いろいろ見つかりそうですね」
ミドカ「ぴやややぁや♡」
ピッカ「ちょっこぴぴぴ〜♪」
チキ「キキキチチ」
ミア「みゃぅやぅぅん」
キュウビ『うむ、どうやら満場一致のようじゃの。皆の者、ではあの遺跡の大地を次の拠点にする、という事でよろしいかの?』
ウォルフ「うん!」
ウォルフのその返事に続いて、みんなが首を縦に振った。
キュウビ『良かったの、クーラー。お主が選んだ大地じゃぞ』
クーラー「いいいぇい!」ひええぇ
クーラーは歓喜の声を上げると、自分の足元を凍らせてくるくると回転した。
キュウビ『よし、では往くぞ!』
その言葉を合図に、ラピス、チキはグラコの背に乗り、キュウビがそれを浮かせた。
ウォルフ、三つ子竜、キノがキュウビが背や尾につかまると、キュウビは更に岩を浮かせて足場を作った。
ミア、ナガレは前回のようにフェニの背にのり、フェニは炎を抑えながら羽ばたき始めた。
ラピス『や、やっぱり、なんかいやっても怖いです......で、でも、ちょっとワクワクするかも......♡』
グラコ「すっごい! 飛んでる飛んでる! ワタシ飛んでる〜!」
フェニ『2回目なのでコツは掴んだと思いますわ。......頑張りますが、炎が出てしまったら相殺してくださいまし』
ナガレ「大丈夫です、僕もがんばりますから」
キュウビ『ぐ、流石に、この人数を浮かせるのは少々、キツい、のぉ......! 落ちないうちに往くぞ!』
トーーーーーーーン......トーーーーーーーン......
そうしてキュウビは岩の上を跳んで行き、グラコははしゃぎながら神通力で引っ張られ、フェニはそれを追っていった。
新天地では、どんな物語が待っているのだろうか、どんなわくわくがあるのだろうか。
若き狼は期待を胸に、輝きを目に、九尾の狐の背で笑みを浮かべた。
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