【鯖鱒wiki】ふたたび坂松市で聖杯戦争が行われるようです【AA不使用】2スレ目
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15: ◆6QF2c0WenUEY[saga]
2021/02/21(日) 23:17:19.44 ID:jcKOkvgC0


「ううむ、これはこれに……」
「アーディー君!街の被害状況はどうなっているかな?」

「建物とかの被害は甚大だけど……人的被害はほとんど無いみたい」
「避難指示が的確だった事や、避難場所を充分に確保出来ていた事が理由なんだけど……」
「……怪しいよね。まるで最初から何が起こるか知っていたみたい」


教会の中、ライダーの起こした嵐の事後処理に奔走していた
そうしている内に気づくのは、まるで周到に用意されていたかの様に配置された避難経路

全てはあの市長の掌の上……その事実が、明確な形となってのしかかる様な気がした


「……失礼するわ。監督役はいるかしら」
「む?私が監督役だが……君は、確か」
「そう!私のマスター。フェリシアよ。アンタ達に用があるんですって」

「えっと……用って、何?」
「……ライダーは、恐らくアサシン陣営の思惑に乗せられて動いていたはずよ」
「それはルール違反ではないから問題は無い。けど、私が離れたからライダーに頼った」

「考え過ぎでは無いか?だとしても、君には」
「そ、なーんも罪はない。けどね、どうしても何かやりたいんだってさ」
「止めなさい、セイバー!」


頬を染めて振り払う。しかし、セイバーはニヤニヤとした笑いを止める事はなく

「だからさ、何かやらしてあげて。そうすれば少しは気が紛れると思うから!」
「私は……!ただ話を……!」

「そうか!ではこの資材のチェックを頼もう!」
「積もる話は幾らでもある!作業の合間にでも話してあげようではないか!」

なし崩しに作業を手伝う羽目になってしまったフェリシアを、微笑みながら見守るセイバー
その顔に浮かんでいるのは戦士としての顔ではない。紛れもない母性が見えていた





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