【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい3
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40: ◆gEU9La026k[saga]
2021/03/16(火) 23:03:41.09 ID:zy5eZgSw0
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【森国森林・天幕】
イアン「――こうして私はミナに命を救われ、共に行動しているのだ」
イアン「断じて、私は誘拐犯などではない……!」
シェリル「う、うん。私は信じていたよイアン……?」アセアセ
ジーク「あ、ああ。しかし、よくワイバーンと戦って無事だったな」
イアン「私も死んだと思ったよ。なんとか一矢は報いたが、あとは記憶が無くてな……」
ジーク「助かった。お前がワイバーンを手負いにしてくれていたおかげで、俺とリアローズは逃げ切れたようなものだ」
イアン「役に立てていたなら何よりだが……」
イアン「ジーク、姫様を守り抜いてくれたこと、本当に感謝する……!」フカブカ…
イアン「姫様も、よくぞご無事で……!」ウッ…!
シェリル「うん、うん……! イアンも生きててくれて、よかった……!」ギュッ!
イアン「今度こそ、今度こそ貴女をお守りいたします! 騎士の誇りにかけて!」グッ!
シェリル「ありがとうイアン。でも……」
シェリル「私ももう、守られてばかりじゃ駄目だってわかったから……」ガコ…
フラネッタ「……」ズダン!
イアン「こ、これは……!」
シェリル「私も、戦う。イアンのことも、助けてみせる……!」キッ!
イアン「……」チラ…
ジーク「リアローズの意思を汲んでくれ。彼女も、立派な鉄国の姫だ」
ユージーン「そうだねぇ。見かけによらずこの嬢ちゃんかなり肝すわってるよー?」ヘラヘラ
イアン「……」ジャキン
ユージーン「おわぁ!? 真顔でいきなり槍向けてくるとか何考えてんのこのおっさん!?」
イアン「おっ、おっさんではない! 私はまだ30歳だぞ!?」
イアン「そんなことよりも貴様、姫様を嬢ちゃんなどと馴れ馴れしく……」
シェリル「い、いいのイアン……! 今の私は『傭兵シェリル』だし……!」ワタワタ
イアン「ぐっ……出で立ちが随分ことなっているのが気になったが、やはり身分を隠して……」
ジーク「ああ。イアンもそうだろうが、俺達は鉄国の奪還を目指している」
ジーク「簡単な戦術としては、森国王カタリナ率いる反乱軍が公国軍の注意を引きつけている隙に、だな」
イアン「そうか、カタリナ女王とも既に……」
ジーク「そして森国からも強力な仲間が同行してくれている」スッ
ルーチュ「初めましてイアン様。森国第二姫、リーチェと申します」ペコリ
イアン「!?」
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