【ミリマスR-18】お風呂券で横山奈緒さんにサービスしてもらう話
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ナオちゃんのお風呂券 1/13
[sage saga]
2021/03/20(土) 23:52:21.87 ID:TUlKT0dZ0
年が明けても、年度末が見えてきても、プロデューサーさんの忙しさは一向に収まる気配が無い。そらそうや。私達も仕事が増えてきて忙しくなる一方やのに、それを束ねてはるプロデューサーさんが暇になる訳あらへん。
クリスマスに渡したお風呂券、ハロウィンの時にやり過ぎたお詫びと思って準備したつもりやったけど、もう忘れてはるかもしれへんな……。
グラビアスタジオで撮影を終えて更衣室に向かう途中、革靴の重たい足音が近づいてきた。姿が見えただけで、胸がドキドキする。口元もゆるゆるになる。ベタベタひっついて甘えたいけど、人のおる所やから我慢せなあかん。……恋人として付きおうてるんは、ナイショやもんな。
「奈緒、これなんだけど……」
「おっ……ちょうどこれの事考えてたんです! 忘れてはるんとちゃうか〜、って」
プロデューサーさんの手には、少し皺の入ったチケットが握られていた。それっぽく印刷したんやけどな、お手製なんやで、それ。
「これ、使いたいんだ。使う時は奈緒に申し出るように言われてたから、その通りにしたんだけど……」
「えへへ……使いはるんですね?」
あ〜、嬉しいな〜。ホンマに使ってくれはるんや〜。
「ああ。最近、体の疲れはそうでもないんだが、メンタルがくたびれててな。いい風呂に入ってリフレッシュしたいと思って、思い出したんだ。明後日休みだから、その日にでも行ってくるよ」
「明後日……ですね。あ、私もいけますよ、その日」
「ん? 奈緒も来るのか?」
「あ……えーと、場所とか利用方法とか、ちょっとややこしいんですよ。そのチケット、私の案内も込み、ってことで……」
「……なら、一緒に行くか。奈緒と出かけるのも久しぶりだな」
プロデューサーさんはスマホにスケジュールを打ち込み始めた。
よしよし、掴みはオッケーやで。施設の名前聞かれたらどないしよ、って思ったけど、そこは突っつかれへんかった。あとは、待ち合わせ場所を決めて、こっちの準備やな……。
二日後。案の定、プロデューサーさんには突っ込まれた。
「目的地はあそこだ……ってラブホじゃないか」
ニョキニョキ生えたビルの中に間違えて生まれてきた、お城みたいな建物。プロデューサーさんは温泉施設に行くもんやとホンマに思ってはったみたいやった。ちょっぴりガッカリしはって見えたけど、彼はすぐ、口元を吊り上げて笑顔になりはった。
(はっ……自分から『エッチしたい』って言うとんのと同じやんな、これって)
顔が火照る。火照る顔でホテルに……って、やかましいわ!
おもんないことを考えてたら、先に入って後から来てもらうつもりやったことも忘れて、二人仲良くフロントも通り過ぎてもうた。あかん、初手でやらかしたわ。
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