穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『22』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
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627:名無しNIPPER[saga]
2021/08/29(日) 23:26:35.88 ID:4pgvLgm20


□ 吾輩も理華も長らく人類勝利の為に尽くしてきた

□ あまり大っぴらにできん後ろめたい研究もやりはしただろう



□ そんな吾輩が今、こうして宛がわれた別荘兼未来の自宅予定地で寝泊まりしながら日記を書けるのも彼女の一世一代プロジェクトに興味があったからだ

□ 一研究者として正直興味があった、お互い切磋琢磨する研究者であり何より頑固者で吾輩の研究成果を少ししか評価せん町長よりは正統な評価を下すのだ





□ 吾輩は思うのだ…。


□ 科学の力で魔物娘の力を限りなく再現させることができた、人工的に魔物娘を産み出す事もできた

□ 人間の力は決して魔物娘に劣りはせん、英知を結集すればすさまじい物ができると


□ 同時に、魔物を研究し続けてきた一科学者として敵の脅威性も解っている…だからこそ戦いに終止符も打てない、真の意味で勝てない、と



□ 倒しても倒しても概念存在である連中は完全に滅することなど不可能だ、概念を消し去る研究というのもできうるかもしれんが

□ 正直言って何世代先の話になるかわからん、その前に我々が負ける



□ チェスや将棋で言う所の詰みだ、概念自体を消す研究をしようにも期間や吾輩達に匹敵する次世代の知能が足りん

□ 沈みゆく泥船なのは確定しているのだからこの"惑星<セカイ>"に残り続ける事に意義など無い

□ 100%死が待つ大地に居るよりは99.9999999999で死を迎える当ての無い星の海を漂う方に賭けた方がよい



□ そう豪語したのがあやつであった、理華の奴め科学者の癖に偶にリアリズムからかけ離れた分の悪い賭けやロマンを求めるから困る


□ だが、吾輩とて泥船に乗り続ける気は毛頭ないのだ…できるできないではない、やるしかない

□ 宇宙という概念は『月』の研究所で天体観測がされてから、そして異世界人の綺羅くんの話で多少は掴めたが

□ 宇宙空間に物を飛ばすというのは吾輩達の世界には無い試みだ、理論上は魔科学との融合でできるかもしれんが何分前例がない

□ どんなに優れた発明も、失敗の積み重ねトライ&エラーから成り立つのであって一発成功なんてのは馬鹿げた空想物語でしかない



□ タワー建設の資材でさえ苦労する上に、打上げの実証テストをする期間も資材も無い


□ 大気圏突破と同時に空中分解するかもしれんし、先述の不平等から生まれるフラストレーションからの大規模暴動の恐れ、そもそも新天地の当てもない



□ あらゆる点で問題がクリアになってない欠陥構造だ、『剣』の利用等で被害が出ても抑えられる仕組みとは言え… 




□ いや、やめよう…広大な宇宙の下では人間なぞ塵芥、どうせいつかは死ぬ

□ 死ぬ前に何かを残したい、何かを見ておきたい、吾輩はまだ見たい光景や未知がある、だからプロジェクトに賭けたのだ


□ …いかんな、気分転換のつもりの日記が不安を吐き捨てる為の物になってしまっているな。


▽日記はここで終わっている
『21時10分』
@ テーブルの上にある眼鏡を手に取ってみる
A 書類の束
× 日誌らしきものを読んでみる
C 物色
D ここを拠点とする!
E この家を出る
直下


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