【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい4
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927: ◆gEU9La026k[saga]
2021/05/10(月) 23:03:34.64 ID:XcjAsQZy0
――
……
【鉄国・???】
ネーロ「……」トボトボ…
ゼルガー「……ジラワーク殿の事なら、忘れなさい」
ネーロ「い、いえ。私は……」
ゼルガー「――近いうちに、彼はいなくなるのですから」
ネーロ「!?」
ゼルガー「おや、貴女がそんな表情をするとは珍しい」
ゼルガー「もしかして、体調が優れないのですか?」
ゼルガー「いつもの貴女なら、あの思い上がった男に反論の一つでもすると思っていたのですが……」
ゼルガー「そもそも、何故です?」
ゼルガー「急に、ジラワーク殿に転移の球を渡しておきたいだなんて……」
ネーロ「……エルクラッド様に有益な人は、生かすべきだと思ったまでです」
ネーロ「ただ、それを急ごしらえした為に、少し疲労は溜まってしまったかもしれませんね……」
ゼルガー「やれやれ。貴女の苦労もしらず、あの男はそれを投げ返したわけですがねぇ」
ゼルガー「流石の私も、開いた口が塞がりませんよ……」ハァ…
ネーロ「……何故、ジラワーク将軍がいなくなると?」
ゼルガー「おやおや、本当にお疲れのご様子……視察は早々に切り上げ、戻った方がよさそうですねぇ」
ゼルガー「あなたもフリーデシルト軍の行動、敗走した兵士達の言葉は知っている筈ですよ」
ネーロ「えっと……あっ」
ネーロ「――フリーデシルト王は、素手で兵士を薙ぎ倒した……」
ゼルガー「そうです。報告通りならば彼は銃を扱いますが、それだけではない」
ゼルガー「鉄国の王であれば自国の武器に自信を持ち固執しそうですが、それをしていない……」
ゼルガー「――つまり『ジラワーク殿はフリーデシルト王と素手で殴り合う羽目になる可能性もある』ということですよ」
ネーロ「……それは」
ゼルガー「……お察しの通り、地力で殴り合いしたら十中八九ジラワーク殿が這いつくばるでしょう」
ゼルガー「――彼では、フリーデシルト王は止められない」
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