【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい4
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928: ◆gEU9La026k[saga]
2021/05/10(月) 23:05:08.76 ID:XcjAsQZy0
ネーロ「で、ではどうするおつもりなのです……!?」

ネーロ「救援を拒み、ワイバーンすら自ら殺し、今のジラワーク殿は……」

ゼルガー「ええ。磁力で多少鎧を操り兵力とはするでしょうが、完全な孤立状態です」

ゼルガー「……愚かなことです。エルクラッド様が望むのは、将の実力誇示ではない」

ゼルガー「――勝利。そしてそれによる公国の発展。これを忘れている彼には、もう用はない」

ネーロ「しかし、ジラワーク将軍は……」

ゼルガー「確かに彼の鉄国攻略、そして森国の結界情報……これらは、評価に値するでしょう」

ゼルガー「ですが一度大きな功績を挙げればそれで全て終わりかと言えば、そうではない」

ネーロ「……」

ゼルガー「フリーデシルト王を始末し、鉄国を完全に支配する。彼はこれをさらなる功績としたいようですが……」

ゼルガー「残念ながら、奇跡が起きてそれを実現できても……エルクラッド様からは然程お褒めの言葉は頂けないでしょう」

ゼルガー「勿論、代わりに私が実行したとしても同じこと。何故だかお分かりになられますか?」

ネーロ「……」

ネーロ「――鉄国に、もう価値はないということですか?」

ゼルガー「ふふ、流石ネーロ殿。正解ですよ」

ゼルガー「正しく言えば、鉄国の技術や資源は有用ですが、国そのものは不要と言うべきでしょうか」

ゼルガー「最初の襲撃で、鉄国のほとんどを我が公国は奪い取ることができました」

ゼルガー「お宝の詰まった宝箱も中身を持ちだせば、後に残るのは見た目が豪奢なだけのただの箱……」

ゼルガー「――エルクラッド様は、そんなものはもう眼中に入れていない。『外』のものを求めているのです」

ネーロ「……ですが、『外』は……」ブル…

ゼルガー「……えぇ、正直私も思い出したくもない悪夢ではありますが」

ゼルガー「それでもエルクラッド様は望まれ、私などに『期待』してくださっているのです」

ゼルガー「応えぬわけには、いかぬでしょう?」

ネーロ「……はい」




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