【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい5
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548: ◆gEU9La026k[saga]
2021/05/22(土) 22:54:50.16 ID:mO9FEmKV0
ジーク「……元は、俺の身勝手さだ」
ジーク「一国の姫を、俺の言葉で縛り……道を狂わせてしまったのだとすれば」
ジーク「俺はどうあれ、彼女に謝罪せねばならないだろう」
ジーク「一介の傭兵の謝罪など、何の役にも立ちはしないだろうがな」
ジーク「だがお前の話を聞いていると……セレスティア姫は、俺を見つけることができれば目的は一先ず達成される」
ジーク「そうすれば、各地に派遣される兵士もいなくなる。腹いせにとペットに食われるものもいなくなる」
ジーク「公国ではなく姫の依頼で動いているお前も、もう裏切り者として扱われることもなくなるんだ」
ユージーン「……ついでに、俺は莫大な達成報酬も貰えるわな」
ユージーン「そうしたら、森国のどっか隅っこの方に家建てて、のんびり気ままに遊んで暮らせるだろうなぁ」
ユージーン「わざわざ傭兵なんて危ない仕事をしなくてもいい。誰からか恨まれたりすることもない。万々歳ってわけだ」
ジーク「ああ……」
ユージーン「……でもよ」
ユージーン「そんな最高の幸せを手に入れられるのは、俺一人だけだ」
ユージーン「――ジーク、お前さんがどうなるかはわからないんだぜ?」
ジーク「……」
ユージーン「……俺は姫様を怖いと思っている。あの人は、どこか普通じゃない」
ユージーン「何をするか読めない。探し人のお前さんにだって、何をするかわからないんだ……」
ユージーン(それに、あの様子だと下手するとこっちの姫様達にも……)
ジーク「……ならば、尚更だ。護符を使ってでも、報告を急ぐべきだ」
ジーク「もし、別の人間が俺の正体に気が付き先に報告してみろ。お前はそれこそ報告を怠ったと餌にされるだろう」
ジーク「そうならなくとも、時間が経てば経つほど姫の焦燥は増し、派遣する兵士達へのあたりも強くなる」
ジーク「違うか?」
ユージーン「……っ」
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