50: ◆3oqrAy1Ql2[saga]
2021/05/19(水) 23:45:38.30 ID:riqtsScX0
山を越え川を越え歩いて行く。
ニカールは山が多く道が険しい。
町を出て夜になり森の中で寝場所を作る。
テイシロ「申し訳ございません。奮って進んでいましたがもう日が落ちました。」
アルマ「仕方ありません。また明日に進みましょう。」
テイシロ「ありがとうございます。」
布団を臨時に作りそのまま横になり天を眺める。
雲一つなく星座が輝いた。
テイシロ「なんて美しいのでしょう。」
アルマ「天は変わらぬというのに地では争いが絶えません。」
テイシロ「国の心配ですか?」
アルマ「国も民も父上も母上も何もかもが心配です。」
テイシロ「王族である以上、国の心配は絶えぬもの。貴方のせいではないです。」
アルマ「儚いものです。富も権力も。」
テイシロ「あらゆるものには浮き沈みはあるものです。それが神だとしても世の習いです。」
アルマ「…まるで達観してますね。貴方はいつも真っ当なことだけ。」
テイシロ「労わる為に言ったのですが嫌でしたか?」
アルマ「むしろ安心しています。貴方と居ると。」
テイシロ「それであれば嬉しい限りです。」
明日に再開
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