自分から誘えない秋月律子が「性行為同意書」に中出し願望を開示してしまう話
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21:不埒なアグリーメント 20/20[sage saga]
2021/05/30(日) 00:11:30.03 ID:d8rRhFhp0
 数日後、事務室で劇場宛に届いた書類を整理していると、この日三度目のお代わりがやってきた。オーディションのお知らせと、オファーの詳細と、先日取材を受けた出版社からの献本。

「あー律子、取り込み中の所悪いんだが」
「何です」
「こいつにも目を通してくれ」

 プロデューサーが腰を下ろした隣のデスクから、住所や宛名書きの無い茶封筒がやってきた。「厳秘」と判子が押されていて、封まできっちりされている。目を通してくれ、と言われたから、とりあえず中身を確かめることにした。三つ折りにされたA4用紙が入っている。ぱらり、ぱらりと折り目を解くと、初めに目に入ったのはヘッダーだった。

「やだ……まだ昼間なのに……」
「おいおい、律子だって全く同じことをしただろう。そんなに恥ずかしがるなって」
「それは、そうですけど……」
「ともかく、読み終えたら連絡をくれ。時間が作れれば今日の内に『打ち合せ』するから」

 事務的な口調で語るプロデューサーと、明朝体で書かれた内容の落差がすさまじい。同時に、自分のしでかしたことが彼に与えた衝撃を思うと、顔から火が出てしまいそうだ。鞄を手に取って外回りに出ていく彼の背中を見送ってから、文字列の導きに視線を乗せた。

 署名欄には彼の名前が既に書かれており、捺印もされている。

 印鑑、どこに入ってたっけ。

 自分の署名を済ませるまでに、私は彼の第一条を読み返した。彼の欲望に目を走らせては反芻した。淫らな妄想を膨らませながら、何度も、何度も。



終わり


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