【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【4頁目】
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176: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/06/15(火) 22:37:43.63 ID:BUe/2PgFo
陽乃「どういうこと?」
『娘が言うておったであろう? 主様のことを考えておったと。勇者として選別される程の素質を持ち、加えて、主様の力は異質で強固な縁となっておるがゆえ、主様から流れ出る力を感じ取れておると見える』
陽乃「それが私にも出来るって言ってるように聞こえたけど」
『うむ。主様ならばたやすいことじゃろうて』
だが、まったくそんな気配がない。
言われてみて、歌野のことを考えてみても感じ取れた様子はなく、
しんっと静まった参集殿のどこかで、かすかに声がしているかな……という程度である。
半信半疑な陽乃の目を見て、九尾はくつくつと喉を鳴らす。
『主様はあの娘に興味がない。知を拒んでおろう? それでなにゆえ、知を得られようか』
陽乃「だって……」
『あの娘は真に主様の知を求めているからこそ、最も強き痛みを共に感じておる。主様も、拒まず受けてみればよかろう。白鳥歌野との間に結ばれた縁を、否定することなく受け入れてみよ』
陽乃「そんなこと言われたって、私は別にそんな変なところにまで気を配ってなんていないわよ」
言葉で拒絶し、態度で拒んでいる
けれど、目に見えないところにまで神経をとがらせているつもりはなかった。
『主様自身が拒もうとしておるのならば、裏も変わらぬ。あの娘どもは、主様の忌み嫌う人間と同じものかや?』
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