【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【4頁目】
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93: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/06/10(木) 21:51:01.99 ID:yRpJCu7to
「……あぁ」
女性は感嘆に似た声を漏らす。
悲しく、温かい。
そんな表情を浮かべながら、陽乃の頬に触れる。
「貴女は、優しいのね」
陽乃「……」
「優し過ぎるのね……救うことが出来ないことを、何よりも恐れているのね」
女性は見透かしたように囁く
陽乃は心の内をさらけ出すような表情を浮かべたつもりはなかったのに。
ただ、言葉を選ぶために口を閉ざしただけだったはずなのに
「ごめんなさいね……あんまりにも、酷いことを言ってしまったみたい」
陽乃「私は……」
「……でも、だからこそ、置いていった方が良いわ」
女性は陽乃から手を離して、少しだけ後ろに下がる。
悲しさばかりだった顔には笑みが浮かぶ。
「間違いなく、負担になってしまうわ」
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