【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【4頁目】
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963: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/08/30(月) 21:14:11.75 ID:DgRpqe7Wo
√ 2018年 9月8日目 昼:移動A
陽乃がバスの屋根に移ってから、またしばらくバスを走らせたが、
荒れ道こそ続いてはいたが、
バーテックスが隠れ潜んでいるような気配を全く感じなかった。
杏達が先行した道をなぞるようなルートを進んでいるので、
杏達が撃退していった可能性も……
『いいや、それはなかろう』
陽乃「そう思う?」
陽乃は、盛り上がり人の形を模していく影を一瞥して問いかける。
浮かび上がった女性――九尾は陽乃のそばで腰掛けて。
九尾「争ったような気配が全く感じられぬからのう。元々いなかったか、あ奴らが巧妙にすり抜けたか……」
陽乃「ここまでたどり着かなかったなんて可能性もないわ」
諏訪を出てから、約3時間ほど。
まだ長野から出ていなければ、
素通りする予定の岐阜県の県境もまだまだ遠いといった距離。
ここからでも、勇者の脚力ならすぐに諏訪に逃げ帰ることが出来る。
そんな2人が、ここまでの道中で力尽きたとは思えない。
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