29:名無しNIPPER[saga]
2021/06/09(水) 00:43:53.48 ID:GMFFmI8OO
【1:元王妃様】
「んふ……」
「? どうした」
「いえ……色々とありましたけれど、私の勝ちに終わりましたね、と」
結局、最初に攻め滅ぼした王国の王統は紆余曲折の末根絶やしにしてしまった。
恐らく血の薄い者まで含めればまだ市井には紛れていようが、構うまい。
その後も何国かを取り潰し、時に力づくで破壊した。
今では大陸でも有数の王国を支配しているのだから、
過去の情け無い奴等の血筋など考慮に値しない。
「ま、確かに。その歳で若き国主の愛を受けるなど普通あり得ることではない」
「歳のことは言わないでくださいまし。これでも気にしているのですから」
寝台での戯言は、心の底から愉快だった。
火照ったままに絡み付く肢体のなんと美しく瑞々しいことか。
また、被支配でも恐怖でも政略でも無い心根のなんと自然なことか。
あの日、確かに彼女はただ美しいだけの麗人であった。
けれど、今の彼女はそれだけでは決して無い。
唯一無二の、下法の術を知る唯一人の共犯者である。
【女は】
1.愛妾
2.部下
3.愛妾
4.部下
5.愛妾
6.部下
7.愛妾
8.部下
9.後妻
0.王妃
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