【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい7
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122: ◆gEU9La026k[saga]
2021/06/24(木) 23:23:37.86 ID:gGAe45Iz0
フリーデシルト「そもそもさ、戦争なんてものには近づかないのが一番なんだよ」
フリーデシルト「戦争やってる人間なんて、差はあれどみーんな身勝手なんだからさ」
セレスティア「ど、どういう意味ですか?」
フリーデシルト「考えてごらん? 今回公国は僕らの鉄国を攻めてきただろう?」
セレスティア「は、はい」
フリーデシルト「でも公国に事情はあったのかもしれない。公国にも言い分があるのかもしれない」
フリーデシルト「でも僕達からみれば身勝手な行為だ。とても腹立たしい」
セレスティア「当然です。ですから――」
フリーデシルト「――とってもとっても腹立たしいから、怒りに任せて破壊に特化した兵器を造って報復しよう」
フリーデシルト「――遠距離から公国の地形を変えられる程の砲撃をしてしまおう」
セレスティア「!?」ゾクッ!
フリーデシルト「そう考えて、実行した場合。何もしらない多くの公国民が消し飛ぶ」
フリーデシルト「そして彼らは思うことだろう。鉄国はなんて身勝手で危ない国なんだとね」
セレスティア「……!」
フリーデシルト「ああ、実際にそんなものはそもそも造れないから安心していいよ?」
フリーデシルト「とにかく、戦争なんて何にもいいことがない。互いの報復がいつまでも続く底なし沼だ」
フリーデシルト「それがわかっていながら、僕は公国の兵士をもう何人も撃ち殺している」
フリーデシルト「『この国を守りたいから』『奪われたものは取り戻したいから』っていう僕の想いに従ってね」
フリーデシルト「見る人が見れば、これも身勝手さ。自分の主張を押し通したい人間の我儘なんだよ」
フリーデシルト「大公の考えはわからないけど『公国を豊かにしたいから』だったら……」
フリーデシルト「僕の考えも大公の考えも、根っこの部分は『自分の国の為』だ。然程差がないだろう?」
セレスティア「……それは」
フリーデシルト「戦争に正しいものなんてないんだよ。最初の原因がどちらかに偏っている可能性はある」
フリーデシルト「でも一度始まってしまえば、お互いが加害者であり被害者になるんだ」
フリーデシルト「身勝手な僕は、この国の為にこの後も公国と戦うことをやめるつもりはないけどね」
セレスティア「フリーデシルト様……」
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