◆忍殺R18◆パープルタコ「マッポーカリプス・ホットドッグ」◆ニンジャスレイヤー◆
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14: ◆K1k1KYRick[saga]
2021/07/01(木) 08:42:45.73 ID:vHTlvDkO0
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「あの、シャドウウィーヴ……」

パープルタコは躊躇いがちにシャドウウィーヴに話しかける。

彼は来たるべきニンジャスレイヤーとの再戦に備え、日々チャドーに心を寄せていた。

彼の目蓋がゆっくりと開き、彼女を曇りなき眼で見つめる。

「はい、何でしょうか」

「何ともないの?」

パープルタコは数日前のネンゴロを思い出していた。

気の迷いとはいえ、メンポを脱いでのディープキス。

男を殺すしか脳の無い、呪われたこの凶唇の愛撫を彼はまともに受けてしまったのだ。

今まで屠り殺した男たちの変わり果てた姿を思い出すと、心配するなという方が無理であろう。

大切なブラックドラゴンの秘蔵っ子を己の溢れ出る欲望のままにリンボへ送っては顔合わせが出来ない。

「何をですか?」

「エート……ううん、何でもないの……」

パープルタコはシャドウウィーヴを見た。どうやら体に変調はないらしい。

心なしか、彼女の瞳はいつもよりもボンノーが取り払われ、白く澄んでいるように映った。

踵を返してパープルタコは彼の背中を見守っていた。彼が無事ならば、それで良い。

私とネンゴロした事により、彼は魂の迷いを断ち切ったのだと解釈した。

それ以降、彼女はケジメを胸に彼の良きメンターを務めた。


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